はじめた当初
彼の仕事とは最初から資金があった訳ではなく、奨学金や私の貯金していたお小遣い程度のお金を使いスタートした。そのため約30万くらいしかないなか個人事業を始めたのであった。
この当時、正直いえばすぐ飽きるだろうとも思っていた。基本的に口に出したかと思えば割と直ぐに気が変わるタイプなのでまた違う事を見つけるのかと思っていたら、気付けば今に続いているので驚きである。
昔はケータイ代も払えない時があった事があり、私が支払っていたのに今となっては懐かしいとまで思える。
また、彼は根は真面目な方だかその当時の彼はお世辞にも真面目といえず私に隠れてよく女遊びもしていた程なので尚更それよりもこの仕事に集中できた姿をみて本気なのだろうと感じる事ができた。
彼の仕事を説明すると、一言で言うなら小売業である。
ケータイ1台とパソコンで始めたが今では3台も持ち日々仕事をこなしている。もちろんケータイ代も払えるようになった。
初めは、なかなか上手くいかずにケータイが使えなくなるなんて日常茶飯事でその度に苦戦している姿もよくみたものだった。
しかし、試行錯誤の結果、個人事業から株式会社の立ち上げまでに成長する。
彼はよく驚くような目標を掲げ、その度に私を驚かす。直ぐに叶うような夢でなくてもじっくりこつこつと諦める事なく進んでいく彼をみて尊敬した。
もちろん今も尊敬しているから、どんなに酷い事を言われても一緒にいられるのかもしれない。
よくよく考えたら彼は始めた当初から夢が大きかったのだ。
それが今に繋がっている。
そして、私もその彼に影響を受け人生が大きく変わったのであった。
続きはまた後日。
今日はここまで。